伊藤忠商事を退職しました。というエントリーをずっと書きたかった。

総合商社関連

2021年に新卒からお世話になった伊藤忠商事を退職することとなりました。

僕の好きな歌にサザンオールスターズの「Hey!Ryudo!」という歌があります。
この歌は1974年の歌でタイニイバブルスというアルバムに格納されています。
この歌の中にとても好きな歌詞があります。

何するにせよ互いに 夢中な頃のがいいじゃない
さめたヒトミの人には何もできない
Every time’s to those, try to be with you, just you’n’ me 任せておいてと
なんとかなるてなもんじゃあないと思うてた
Everyday I miss you, babe, no cry! Me! Anymore!


退職の原因は妻の留学についていく、という理由でして、全くネガティブな理由ではありませんでした。総合商社という抜群に待遇のいい会社を退職するのは非常に気が引ける点ではありましたが、Covid19等何が起こるかわからない世の中で、隣に意志を持ってイギリスに行きたいという人がいる中で、さめたヒトミの人には何もできないながらも、さめていないヒトミの人についていくことはできると思い、辞めることにしました。

伊藤忠商事はとてもいい会社でしたが古い会社ですので、周りに伝えたときには、ビックリされる方が多かったです。が、同時に『らしい』と言われることも多かったです笑

伊藤忠商事での仕事はとても楽しかったです。何よりいい人がたくさんいました。
入社した当初はとても忙しい日々をすごしましたが、先輩と毎日のように飲みに行きましたし、仕事のことでいろいろあぁでもない、こうでもないと議論を交わすことも多かったですし、遅れてきた青春を過ごすようでした。

海外駐在に行けたのも非常に良い経験でした。海外研修のポジションは大体数年のローテーションで回る為、どのタイミングでどのポストがあくか?というのが大体わかります。自分が海外に出るタイミングではニューヨークまたはニューデリーのいずれかのポストが空きそうで、天国か地獄かというところでしたが、見事地獄を引き当ててニューデリーへの赴任となりました。

しかしながらインドへの赴任は結果的に大正解でした。食も職も人もすべてに恵まれ、とても良い二年間を過ごすことができました。インドの二年間で特に大きく変化があったのは人に対する対応方法です。人に何かを頼む際にいい意味で期待をしなくなりました。期待をしないので怒りもわきません。心穏やかに暮らす方法はあのガンガーのおかげで身についた気がします。

また、伊藤忠商事に入社してとても良かったのは経理に配属されたことです。正直、自分の性格上、ごりごりの営業はちょっと無理だと思ってましたし、嫌だと思ってました。入社面接のときには繊維の営業をゴリゴリやりたいと自分を取り繕っていましたが、人事の皆様は自分という人間をよく見てくれていたような気がします。
経理に関しては、普通の学生が通常抱くように、なんだかつまんなそうだと、最初は思っていたのですが、やってみるとあら不思議。とても面白くてみるみるはまっていくことになりました。入社したときは米基準とIFRS基準の移行期で年に8回も決算をやって非常に大変だったのですが、決算はまるでパズルを解くような感覚で楽しんでいたので、体力がもたないということ以外は非常に楽しい業務でした。

あと特筆するべき点としては、非常に給与水準が高かったです。
このサイトには平均年収1565.8万円という記載があります。

【平均年収1565.8万円】伊藤忠商事の給与・ボーナスが高いのはなぜなのか
【年収研究シリーズ】伊藤忠商事の年収・給与・ボーナス・報酬について、ただ額面に注目するだけではなく、高い理由や、デメリット、同業他社や、年代、職種間での比較を通じて実態に迫ります。転職先決定の判断材料にご活用ください。

もちろん外資系金融やPEファンド等、サラリーマンであっても上を見ればきりはないのですが、日系企業でこの給与というのは非常に高水準だったと思いますし、個人的には全く不満のない待遇ではありました。

退職して会社はいろいろな資産を社員に提供してくれているということをひしひしと感じています。例としては、税務通信という界隈では有名な業界紙があるのですが、その購読を会社単位で契約し、従業員が利用できます。退職後も自分の知識を衰えさせないために個人で税務通信を契約し始めたのですが、単純に高い笑。法人なら鼻くそみたいなお金でも個人にとっては大金です。このような給与にならない資産もたくさんサラリーマンは活用できるということを考えるとやはり大企業に勤めることのメリットはなかなかにあると思います。一方でスタートアップのキラキラ感に惹かれる気持ちも十分に理解できます。

さて、これからなのですが、とりあえず、イギリスで1年間は過ごすことになります。そのあとどうなるかは正直全く分からない状況なのですが、ビジネスの前線に戻れるようだったら、最終的にはどこかの会社でCFOのポジションにつきたいな、と考えているのと起業の種があれば会社を立ち上げたいと考えています。イギリスでさめたヒトミに火が灯らないかな、、、とひそかに自分に期待をしているところであります。

徒然に書きましたが、とりあえず退職エントリを書きたかった!伊藤忠商事はとてもいい会社でした。縁があればまた戻りたい。どうもありがとうございました!

あと、自分も妻も会社を辞めているので下記から何か購入していただけると、さめたヒトミに火がともるかもしれないのでぜひお願いいたします。

伊藤忠躍進の秘密 (洋泉社MOOK)

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