Contents
SUITS シーズン1 第4話 経営者の資質
シーズン1 第4話、開始38分30秒くらいのシーン、
ハーヴィーとジェシカの会話です。
ハーヴィーはついにシニアパートナーの座につきます。
シニアパートナー就任の会議を終え、
ジェシカとハーヴィーは仕事の話をしながら
廊下を歩いているシーン。
シニアパートナーになると、
共同で会社の株を持つため、
50万ドル支払わなければなりません。
支払い期限は就任日ではないですが、
ハーヴィーはどうやら、
この日のために、常に50万ドルの小切手を
持ち歩いていたようです。
今回は、ハーヴィーがジェシカに
50万ドルの小切手を渡すシーンです。
ハーヴィーとジェシカの会話
ハーヴィー
By the way, for when it is due.
ところで、期限までに渡しとくよ。
(このシーンの前に、ハーヴィーは
支払い期限は今日だと騙されました。)
ジェシカ
What's this?
これは何?
ハーヴィー
It's a cashier's check for $500,000.
50万ドルの小切手だ。
ジェシカ
(笑いながら・・・)
You had this the whole time.
ずっと持ってたの?
ハーヴィー
I've had the money since I set my sights on senior partner.
シニアパートナーを狙い始めた時からずっとね。
今回のフレーズ ”Set one's sights on〜”
"Sed one's sights on〜" は、
"~に照準を合わせる(狙いを定める)"
と言う意味ですが、
そこから、比喩的に
"~に狙いをつける、~を手に入れようとする、~を目指す"
と言う意味も持っています。
ですので、今回のハーヴィーの
"since I set my sights on senior partner"は、
「シニアパートナーを視野に入れ始めた頃から」
「シニアパートナーを目指し始めた頃から」
などと言う意味になります。
おまけ:Buy into〜 / Put up equity
今回の会話は、1フレーズだけで終わってしまうので、
直前のドナがマイクに、シニアパートナーとは何か?を
説明しているシーンもご紹介します。
ドナ
Senior partners, they buy into the firm.
シニアパートナーは、会社の株を買うの。
They share in the profits, but they also have to put up equity.
彼らは、利益が配分されるけれど、同時に出資する必要があるわ。
ここでキーワードとなるのは、
"Buy into〜" と、 "put up equity" です。
この二つはだいたい同じ意味なのですが、
まず前者は、
"Buy into" だけで、"(企業の)株を買う"と言う意味があります。
「会社の株を買って(buy)、経営陣に入る(into)」
ということで、 buy と into がセットになっているのだと考えられます。
"buy into〜"は、"お金を出して〜の一員になる"と言う時に
幅広く使える言葉で、例えば、
"buy oneself into a position" = "金で地位を買う"
"He tried to buy into the club" = "彼は金を使ってクラブの一員になろうとした"
などと使えます。
"put up"は辞書で引くとたくさんの意味があって、
覚えきれないのですが・・・
意味の一つに"資金をだす"と言う意味があります。
"equity"とセットで、
"put up equity" = "出資する"
と覚えておくと良いかと思います。
ドナの一文目と二文目は結局同じことを言っているので、
まとめて、
Senior partners, they buy into the firm.
They share in the profits, but they also have to put up equity.
シニアパートナーは共同出資者となって、利益配分を受けるわ。
と言う風に意訳できます。