妻のおすすめ本 vol.1: メモの魔力

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メモの魔力

著者:前田祐二
おすすめ度:5/5

結論、めちゃめちゃ面白いです。
最初はあれ?賛成できない?と思ったんですけど、
ああそういうことか、と。納得できました。

そこからどんどん面白くなっていって
途中の大阪でアメ配った話なんかは
経営者の頭の中を見せてもらったような気分で興奮ものです。

前田さん、箕輪さん、ホリエモン、キングコング西野…
ここらへんは多分みんな仲良しというか
よく仕事一緒にしてますよね。
お互いの本の中でも名前よくでてくるし。

この人たちの話はおもしろい。
何教?何派?って言えばいいんだろう、
この人たちの本を読むたびにハッとさせられます

序盤はちょっと勘違いしてしまっていた

著者いわく、メモをとることで人生が変わる。
例えば就活の時の自己分析も、
書きぬくことで自分のことを理解できる。

でも、自己分析をやりきって
自分のことをちゃんと理解している人は少ない、とのこと。
何がしたい、どういう人間か、と
すぐに答えられずにブレていると、
人間としてこの時代を楽しく生きることができない、と。

でも私が思うに、
人は自分のことであっても理解しきることはできない。
考えるたびにブレるし、
何がしたいのかなんてすぐには答えられない。
それでも人生は楽しい。だからこそ楽しい。
これもしたいあれもしたいとブレるから
いろんなことに興味を持てる。

ホリエモンも永遠の3歳児たれ。
肩書きは一つじゃなくてたくさん持て、といっています。

昔はやりたいことはこれだ、と決めつけて
一つの夢を持っていることがかっこいい、
夢以外のことに興味を持つのは悪だ、と思っていました。
でもその時はやっぱり視野が狭かったと実感しています。

いまは、ブレブレでいろんなことに手を出しています。
そんな今の生活の方が、百万倍楽しい。

メモはただ書くことではない

と、前半で思ったのですが
読み進めると著者が言いたいのは
そういうことではないと理解(笑)

著者が言う「メモ」は、
ただ聞いたことを書くだけではなく、
自分の考え・思いを「書き起こす」ことを言っています。
この作業を行うことで自分の思考を深めることができる、と。

例えばハロウィンのエピソードが印象的でした。
ハロウィンが暴徒化したというニュースを見て「やばい」と思う。
そこで思考を止めずに何が「やばい」のかを書き起こすことが大事。
マナーが悪い人がいることが「やばい」のか、
暴徒化したという事実が「やばい」のか、
年々質が悪くなっているという時系列的に考えて「やばい」のか…など。

メモは思考を深める手段

自分なりの解釈だし、本書の内容からはずれますが、
ブレても良いのだと思います。

例えば2人の人間が10個のことに興味があるとして、
10個それぞれに対する熱量が10%で結局何もしない人と
10個それぞれに対する熱量が90~100%で
あれもこれもやってみる人は違います。

前者は自分が興味があるのかさえあまり分かっていない。
こういうブレ方は「自分を理解していない」
というカテゴリーに分類されます。

後者はおそらく100個のことに興味があって、
それを考え抜いた結果、本当に興味のあることは
この10個だと理解した人。

ブレるブレないの話と、自分を理解しているいないは全く別問題。
著者がだめだと言っている
「自分を理解していなくてブレている」状態は
前者の中途半端な人のことなのです。

前田式ノートがすごすぎる

そしてさらに読み進めるとわかる。
著者の言う「メモ」のスケール感が
一般人の言う「メモ」とだいぶ違う。

前田式メモの書き方を説明した後、
一例として紹介されている話があります。
「大阪でアメちゃん付きのチラシを配った」話です。
経営者の思考プロセスはこうなっているのか、と
若干鳥肌がたつような話でした。

前田式ノートでは、見開きの左側にファクトを書き、右側に思考を書く。
右側はさらにふたつに分けられ、(縦にふたつに分ける)
①まずは抽象化。
その事実から何が言えるか?
ファクをファクトとしてただ書くのではなく、
その事実から言える、導き出せる仮説のようなものを書く。
②そして最後に転用。
その仮説を実際のビジネスや日常に転用できないか?

内容はネタバレになるので書きませんが、
「飴ちゃん配った話」が
こんな風に別のビジネスに転用できるのかと驚きました。

経営者の頭の中は、本にされているようでされていません。
アイデアは書かれていても、
こんな風に思考プロセスを見せてくれる本はなかなか無い。
著者は思考プロセスを体系化していて、
そして「メモ」に残しているから、
思考プロセスまで詳細に説明できるのです。

後半も「5時半の女」の話とか
なかなかためになる話が多かったです。

最後の自己分析1000問の付録なんかも面白い。
ぜひやってみようと思います。

前田式メモ。
この人はきっと努力の天才なんだなと思いました。
考え抜くことで人は思考をさらに発展させることができる。

とても面白かったです。


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