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税金の勉強は非常に面白く、お勉強熱に拍車がかかり。
会社の業務で法人の税金を取り扱っていて、
税金を勉強することに日々のめり込んでいたこともあり、
2020年の10月に税理士の試験勉強を始めることにしました。
税理士試験の特徴は科目合格制が取られており、
全部で5科目試験なのですが、1科目ごとに合格すれば良いという特性から、
社会人でも時間を有効に使えば勉強できると
信じ込んでしまうようなカラクリになっています。
自分も例に漏れず、業務でいつも税法読んでいるし、絶対できる!と、
思い始めたのですが、結論から言えば、秒でやめました笑
将来的に税理士として働くビジョンがあるわけではないので、
自己研鑽の一環として取得をしようと思っていたのですが、
生半可な気持ちでは正直続かないなぁというのが試験を始めて受けた印象です。
税理士試験の制度
簡単に税理士試験の概要を説明すると、
・法人税/所得税の必須科目を含む税金科目3科目
・財務諸表と簿記に関する会計2科目
の5科目を全てクリアすれば晴れて税理士になれます。
この他にも、会計系の大学院に行けば一部免除とか、
税務署で23年以上働けば税理士資格付与とか、会計士資格取れば付与、
とかいろいろな抜け道があり、この五科目での合格は非常に難関だと言われていますし、
肌感覚的にも非常に難しいな、と思いました。私は2か月でやめました笑
税理士試験は沼です。
税理士試験は沼です。
そしてこれは恐ろしい沼です。
人はなかなか今まで投入した勉強時間を切り捨てられないと思います。
ましてや社会人になって税理士試験を勉強し始めた人は、そもそもなかなか捻出できない時間を作り出して勉強した試験、そしてなまじ一科目・二科目合格した段階で、試験を諦める、、、、、そんなこと普通の人にできますか?
できないですよね。少なくとも私には(←仮に合格してたら、、、笑)そんな見捨てるなんてこと出来ません。
というわけで、今回のはまさしく、時間も費用もsaveすることに成功した、完全無欠の英断だと思います。(←負け惜しみ。)
そもそも、今は放送大学にて哲学の講座を取っているので、税金どころではないのです。
イギリス経験論について、知識を深めないといけないのです。
あと予備校の費用も高いのも税理士試験ではネックです。かなり。
大体大手の予備校は一科目25万くらいが基本料金でそこにプラスで模試とかのもろもろが加算される感じ。
基本的に予備校はやはり大手が一番いいと思います。何より情報量が違う。
受講者数が多いほどデータが収集され、講義のノウハウもたまり、質も上がります。顧客数が増えるのは塾にとっても、我々にとっても一番いいことです。しかしながら、我々受講者にとっては、予備校選びには非常に重要なfactorになるのは間違い無いでしょう。でも、沼にはまることを恐れるあまり、安い、意味のわからん予備校にお金を投資して、銭を失うことほどあほなことはありません。
結局、USCPAを取得した時に使用したTACではなく、沼にはまることを恐れ、(最大手ではない、)クレアールとSTUDYingを利用したのでした。
あまりこの両者を利用した体験記がネット上にあがっていないので、体験談を書きたい、というのが、今回のわたくしの恥部御開陳の大きな理由でございます笑
今年度は二科目を受験の予定でした。
現在実務で税金をやっているので、相乗効果を考え、消費税法を選択し、
もう一科目は、公表勉強時間の圧倒的な少なさから、国税徴収法を選択しました。
クレアールでの消費税法講座
今年は二科目勉強しようと思って、予備校に登録したのですが、消費税法はクレアールにしました。
クレアールは最短での合格を目指すイカした学校です。なので、税科目は、法人税・消費税・相続税で試験を受けるようにカリキュラムが組まれています。なので、クレアールでは国税徴収法を選択するプランはありませんでした。
クレアールは資格を教えて51年、ということなのですが、何より価格が安いw
複雑な価格体系が取られており、どのコースが一番安いのかはわかりにくいのですが、
自分が登録したのは消費税の講座で直前対策も含めて8万円くらいでした。
しかも合格したら半額(確か)のcash back付きでした。
消費税は実務でも使用しているため、受かる気持ち満々でしたので、大体TACや大原の1/6で受かるな〜、
というのが最初の印象でした。
授業を受けての感想なのですが、正直とても良かったです。
4万円(8万円)でこのクオリティならお得なお買い物と思います。
また、もう試験勉強自体はやめてしまったのですが、クレアールのテキストもなかなか実用的で、
普通に会社での実務を処理する際にも使用しています。
事業会社の経理の部署だとあまり体系的に法律を学ぶ機会がないと思うので、
そういう意味でもこのように一通りの体系的な授業を受けるのは非常に意味があるのでは?
と思いました。
STUDYingでの国税徴収法
STUDYingは最近上場した、Kiyoラーニングという会社によって運営されています。
STUDYIngを選択した理由は、料金です。私の選択した講座は5万円でした。
国税徴収法は試験合格までの時間は予備校公称100時間と言われています。
Twitter界隈ではあれは受験者を沼に引きづり込むための誘い文句というのが定説のようで、肌感は2倍くらいの時間が必要なようです。ちなみにUSCPAは1,000〜1,500の公称時間で、私は1,071時間でした。
話は逸れましたが、国税徴収法はそれくらい、勉強時間が短くて済むので独学でもいけるかな?と思っていました。
で、その後、いろいろネットで情報を見ていると、独学ならSTUDYingでやった方がマシ、という旨の投稿を見たので、5万円なら、ということでSTUDYingで始めることにしました。
で、感想としては、確かにSTUDYingでやった方がマシ、というのは確かだったのですが、本当にマシ程度だと思いました。
まず、講師の人のしゃべりが遅すぎて1倍速だと話になりません。基本は1.75倍速で見て、本当に話がわからないところは1.25倍速で聞いていました。
また、講師がスライドを読み上げるだけで、ほとんど雑談をしません。単調です。こぼれ話もないです。AIが原稿を読み上げている感じです。なので、inputという意味では、教科書を買って読むだけでいいのでは?と思いました。
ちなみに↓の大蔵財務協会の発行のおなじみのシリーズはほとんどの論点が網羅されていて、短い受験勉強時間ではありながらも非常に有用な辞書として使用することができました。
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ただ、一つ感じたのは音声メデイアによるインプットの可能性です。
放送大学でも思ったのですが、読むときより、聞いている方が頭に残る感じがしました。そういう意味では、スライドをベタ読みしてくれるのは、ある意味では、記憶の定着には良いかも?とも思いました。ある意味ですが。
ということで、総じると、STUDYingの国税徴収法は微妙でした。あくまで個人の感想です。
まぁでも百聞は一見にしかず、体験もできるはずなので、ぜひ試して頂いた上で判断されることをお勧めします。
終わりに、社会人はUSCPAを目指す方がコスパが良いです。
社会人をしながら税理士試験を受験するのは、非常に大変です。
私は非常に意志の弱いケースで、たった2か月で勉強を放棄していますが、
突っ走る前に本当に税理士になりたいか、を胸に手を当てて考えてもいいと思います笑
で、それでもなお受験される場合、クレアールの消費税講座は個人的にはアリだと思いましたので、ご参考にしていただいて、ご判断いただければと思います。
そうでない場合、会計系に興味がある場合はUSCPAを検討されることをおすすめいたします。
個人的にはとてもリターンの高い投資であったと考えております。
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