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ロンドン大学のコース、結構スケジュールハードです。。
ざっくりいうと、卒業まで3つの授業の単位取得が必要な修士課程です。(たった3つ!)
円安の煽りをうけて、現在の価格は当時より少しお高くなっているかもですが、英国在住者は4,000£(日本だとVAT)で修士号が取れてしまうので、コスパ的には最強です。
この過程は会計士を取得していることで、多くの単位が取得済みと見なされ、3つの授業の修了のみで修士号が取れる仕組みです。最短で半年、最長で5年の在籍が認められます。なお、この過程を修了することで得られる学位はMaster of Scienceとなります。
現在、私は最短半年のコースでの修了を目指していますが、正直結構しんどいです。
半年で修了を目指す場合、一学期(4-6月)に2コマ、二学期(7-9月)に2コマの受講スケジュールとなりますが、(当たり前ですが、)授業自体はマスターレベルの授業であり、Reading listの量も相当な分量になるので、非ネイティブの人にとっては非常に大変な半年になると思います笑
イメージちゃんと授業のタスクをこなすと1週間のうち、丸2日半くらいは勉強している気がします。
自分の場合は、普段からフリーランスで平均的に週に2日程度のみ仕事をしているため、十分な時間を勉強に充てられていますが、フルタイムで働かれている方がどのようにして、タイムマネジメントしているのか非常に気になるところです。Forumという受講生の書き込みのできる掲示板があるのですが、そこの投稿を見ていると、登録していた授業をdeferしたい、という書き込みも散見されます。ネイティブというか、英語をかなり日常的に使用しているであろう人々でさえも苦労しているので、やはりそれなりのレベルなんだろうな、とも思います。
いま受講している授業は2つです。
① Global issues in finance and accounting(選択必修)
② Capstone(必修 / 一学期と二学期通期の授業)
選択必修の科目に関しては、4つの授業から選択できるのですが、各四半期に提供される授業は1つのみなので、最短で卒業したい場合、残念ながら授業の選択の余地はありません。なので、7-9月のコースもAnalysing risk for decision makingに決まっています。
ゆっくり時間をかけて卒業する人は、自分の好きな授業を選択するのもいいですね。
出願時もブログを書いているので、是非リンクを見てみてください。
Global issues in finance and accounting 内容
ざっくり授業の紹介をします。officialサイトは下記です。ぜひご覧ください。
カバーしているトピックは下記です。
- Issues in implementing accounting standards for financial reporting
- Sustainability and integrated reporting issues
- Financial risk management and the Basel Accord(s)
- The impacts, current and potential, of digital developments, including AI
- Issues impacting global mergers and acquisition activity.
各Topicにつき2週間で、5×2の10週間の授業です。
試験の内容はまだ発表されていないのですが、各章はそれぞれ独立しているので、省エネを貫こうと思えば、興味のある2週間の授業を聞けば試験(レポート)は何とかなりそうです。まぁ、勿体ないのと、結構どれも面白いのでちゃんと予習もして授業も聞いてます。バーゼル条約の歴史とか鼬ごっこ過ぎて結構ほほえましかったです。
経理として働いている際、会計基準は所与のものでしたが、その基準の背景を考えろ、といったような、いままでとは異なる視点で物事を考える機会があって、その辺が結構面白いです。また、税金に興味があるなぁ、っていうのを改めて実感しているところです笑
また、学術的な研究っていろいろなところでされているな、というのを改めて知ることができました。
Capstone
こちらは必修科目なのですが、ざっくりいうと、何かしらビジネスに関連するリサーチの課題を自分で作成し、学術的に論じよ!という授業です。通年の授業なのですが、前期の課題はリサーチの提案書を作れ、というもので、後期の課題はリサーチを実際にせよ、という内容です(になると思われます)。
この授業、会計とは全く関係ないですが、学術論文の概念を学ぶ授業になっているので、初学者というか、学者の書く論文の根底にある哲学や手法がどのようにして構成されているのか、ということを知ることができて、非常に有用だと感じています。
この授業を受けたあと(受けている最中ですが)、その論文の背後にある考え方を意識するようになり、論文を構造的に読むようになりました。
課題が非常にあいまいなのでその点が非常に悩ましくて、時間もかなり取られそうなのですが、とりあえず税金系のリサーチをしようかな、とは思っています。学術的な理論に裏付けられるビジネスリサーチって結構難しそうですよね。
おわりに
とりあえずはじめてみたロンドン大学でしたが、思ったより忙しいのと、思ったより楽しいです。
特に論文を読むのが結構楽しくて仕方なくて、これは自分の中に眠っていた、知られざる性癖でした笑
また、1回社会人になってみると、勉強することのありがたさを改めて感じられる気もしていて、その点もはじめてみてよかったな、と思っています。
頑張ってこのままストレートで修了できるといいな。
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