【総合商社】双日2018年度決算は増益のPAT 704億円!

会計Topic
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当期純利益は前年比+23.9%の704億円で着地

5/8に双日の決算が公表されました。
それでは毎度のごとく決算短信を片手にどうぞ!

2020年3月期 | 決算説明会 | 双日株式会社
双日株式会社の過去の決算説明会をご案内しています。

決算の概要は、
収益 1.9兆 +2.2% (1.8→1.9)
当期利益 704 億 +23.9% (568→704)

双日は七大商社の一角ですが、
利益規模でみると豊田通商の1,326億円の5割強程度です。ちょっと意外。

まぁそもそも年間最高益を毎年たたき出す、
他の商社が少々おかしいのでは?という説もありますが
双日の大きな増益要因は昨年度から

その他の収益費用で税前ベースで120億程度の改善があったことが大きな要因です。

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PL上のTopic

会計基準の影響が軽微な収益

こちらは豊通と同じでIFRS15号の影響は
収益に大きな影響を与えませんでした。
これまで公表している企業のうち、
・三井・伊藤忠は収益を主に純額表示
・豊通・双日は収益を主に総額表示
にしていたことが分かります。

純額・総額の大きな違いはざっくりリスクの有無によって発生しますが、
豊通・双日はリスクを負ったトレードを過去からしていた、のでしょうかね?
個人的にはリスクをヘッジするのが商社のトレードな基本で
会社間での性質の違いはそこまでない気もしますが。

前年反動の大きいその他の収益・費用

前述の通り双日の今年度の利益貢献に
その他の収益費用での前年反動がありますが、
大所は下記の通り。
・固定資産減損損失 +39億円(▲44億→▲5億)
・関係会社整理損 +87億円(▲118億→▲31億)
・関係会社整理益 +5億円(+75億→+80億)

2017年度の大きなマイナスの内容は昨年度の有価証券報告書を見ると、
・固定資産減損→エネルギーの機械装置の減損
・関係会社整理損→
①環境・産業インフラセグメントの持分法投資の減損
②石油ガス権益事業会社に対する貸倒引当金
の計上によるもののようです。

BSのTopic

長期コミットメントラインについて

双日の短信には長期コミットメントラインの契約に関して記載があります。
契約額は1000億円 & 19億米ドルとのこと。

長期コミットメントラインは有事の時に資金調達をできる契約です。
ただ、こちら一般的には実際に借入が発生していなくても、
契約額に対して一定の利率で利用料が発生します。

キャッシュ周りでの財務基盤についての言及のある
この双日の短信は特徴的かな、と思います。

また、今回の決算でNet DE Ratioが0.98倍まで下がり、
他商社レベルである1.00倍を下回りました。
こちらの指標の改善を見ても財務体質を強くしていると言えるのではないでしょうかね。

タバコについて

ちょっと異色な感じを受けるのが、生活産業セグメントに関する記載で、
債務がたばこ関連で減少したことによる負債の減少、という説明。

これ、加熱式煙草いわゆるIQOSに関連する内容。

2017年度末の短信にも煙草の記載が有、それを受けての内容と思われます。
金額的にももうちょっと影響の大きそうなアイテムもありそうですが、
キャッチーだから記載しているのでしょうかね?
まぁ、兎に角PLにインパクトをおよぼすものではないようです。

その他 Topic

中期経営計画2020の発表

今回、決算発表のタイミングで併せて中計の発表も実施。

https://www.sojitz.com/jp/ir/financial/upload/2019_04_03.pdf

イノベーション・サステイナビリティ・ESG
といったようなある種おなじみのワードが並びます。
このあたり商社間での温度差が良くわからないので、
追って分類してみたいと思います。

またイノベーションに関してはCVCを作成し、
新規領域へのチャレンジを実施していくとのこと。
主に米国・インドに注力する様。お目が高い!

2019/1にもプレスリリース出してますね。

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