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運命の一歩ふたたび
自転車旅行は非常に難しいもので、
自分でやり始めているのにもかかわらず、
漕ぎ出した瞬間になんでこんなことしだしたのだろうか?
とすぐ哲学に入る。
だけど、進まないと自分が自分でない気がする。
自転車旅行は哲学なのだ。
ちなみに旅という言葉を僕は基本的には使わない。
旅とは多分そんなに甘っちょろいものではない気がしている。
だからヨーロッパとか行ったとかいう話には旅とは使わないし、
僕はこの自転車旅行すら旅とは言わない。
もっと旅と言える旅が待っている気がするから。
だいぶ、気障で青臭い感じがとてもいいです。若いってとてもいい。
(たまに2019年の僕と2010年の僕が縦横無尽に登場していきます。)
国道161号→県道558号→国道161号→国道8号
京都の家は川端二条という、まぁ割と街の中心近くにありました。
今回の予定はまず、日本海を通じて龍飛崎に行くこと。
龍飛崎といえば、ご存知の方はご存知。(←あたりまえ)
演歌でもありますが、僕の中では階段国道でとても有名だったんです。
この国道という分野も当時、非常に興味を持っていた分野。
酷道と呼ばれる悪路を特集する雑誌を買って読み漁って、
自分は特異なことに興味を持っているとアイデンティティを保つ日々。
今、商社とかで働いているのが不思議で仕方ない。
まぁそんな簡単なことで保てるアイデンティティは単純でいいですな。
本題に戻る。
で、京都からチャリを西に30分ほど飛ばすとそこはもう滋賀との県境。
そこから福井県は敦賀まで伸びるのが国道161号線。
当時はGoogle Mapなんていうのはなかったから、
全部Mappleを紙で見て交差点ごとにどこにいるか、をいちいち確認してたなぁ。
あれはあれでいい時代だったと思うけど、これはポケベルを想うおじさん世代と同じノスタルジーなんだろうなぁ。
本日のお宿は敦賀
敦賀に来るのは2009年の1年ぶり。
敦賀といえばヨーロッパ軒のソースカツ丼。
ヨーロッパ圏に行くのは旅行だけど、ヨーロッパ軒に行くのは旅でもいいかもしれない。
青春18きっぷで実家に帰る帰り道に無理やり敦賀によって以来の訪問。
実は敦賀って結構見るとこ色々ある。
・気比神宮
・気比松原
気比の松原は日本三大松原のうちの一つ。
他の二つは佐賀の虹の松原と静岡の三保の松原
多分一生使わない知識だと思うけど、
ちなみに両方自転車旅行中に見学している松原マニアです。
「滋賀県平和堂多すぎ」
に当時の感想に、
「滋賀県平和堂多すぎ」
と一言書かれている。
なるほど。これ滋賀の会社なのね。
平和堂はドミナント戦略を取っているらしい。
確かに当時の感覚、滋賀平和堂多すぎは正しい感覚だったようです。