投資・資産運用 総合商社関連

【2019年4月】総合商社プレスリリースウォッチ _三菱・三井・伊藤忠

Contents

令和のスタートです!

令和になるということで今月から毎月、
五大商社のプレスリリースをウォッチしていきたいと思います。
(人事発令等、いくつかのリリースは独断で除外しています。)

では、早速!!!

続編も合わせて!

経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】

三菱商事

2019年度新入社員への社長メッセージについて

https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2019/html/0000037193.html

最後の文章で我慢云々というメッセージが有り、これはどうだろうか、
直接話を聞いていた人間はまだしも、
文字に残してしまうと少し旧時代的な微妙な印象を抱かざるを得ないですね。。。

ただ、いろいろな人が言っているように、
量が質に転化するのは間違いないと思います。
SNSの時代、
いろいろな人に気を遣うのは非常に大変ですな。。。

これ以外は目立った動きは4月ではないようです。

三井物産

平成31年入社式挨拶

https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2019/1228398_11203.html

というか三井物産採用人数多すぎ。凄すぎ。
三菱131人で、三井は174人

追記:
物産は業務職(所謂、事務職の方)が40名程度、
三菱は10名弱という違いがあるようです。
物産の業務職、男性が一人いるのですね。ありうる流れですよね。

過去からの人員計画がどのように推移しているかわかりませんが、
明らかに人材をためて次世代に向けての跳躍を企図しているのだと。

ただ、今の若者世代が雑事に飽き飽きして、
すぐやめてしまわないか心配です(誰目線)

三井海洋開発が推進するメキシコ沖合Area 1鉱区向けFPSO傭船事業への三井物産と商船三井の参画、及び融資契約の締結について

メキシコですか。いいですね。渋い。

https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2019/1228396_11203.html

FPSOっていうのは
Floating Production, Storage and offloading Systemの略で、

石油・ガスの生産や貯蔵を洋上で行う設備のことです。

三井海洋開発の有価証券報告書によれば、
該者はリスクの高い炭鉱段階ではなく、
その後の開発・生産段階に携わっているため、
そこまでリスクは高くない、という事の様です。ふむふむ。
てか、この三井開発海洋のサイトがなかなか面白い

https://www.modec.com/jp/news/


さすがに商社のプレスリリースをたどっていくと
色々な世界にたどり着きますね。

[amazon asin="4023315680" kw="TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)"]

マテリアリティの見直しのこと

これは重要の経営課題の見直しとのこと。
こういう会社の存在意義の再定義にはいろいろなウラが考えられますが、
どうでしょうね、
PL学園からの脱却を目指すというメッセージでしょうか?

事実FY2019の見通しも三井は4,5000億円、伊藤忠は5,000億円。
三菱は1兆円をめざすなんて話もありますし。

過ぎたるは猶及ばざるが如し。
個人的にはここらでの方向転換は
かなりいいタイミングだと思います。

[amazon asin="4046040343" kw="就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定"]

伊藤忠商事

見た感じ4月の動きが一番大きいのは伊藤忠でしょうかね?
結構これ商社やるの??という特殊な小粒な案件が多いのも特徴かと。

株式会社CAMPFIREへの出資について

https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2019/190410.html

まず、これですね。

CAMPFIREと言えば私にとっては
オンラインサロンでお世話になっているサイトですが、
伊藤忠が参画を決めたようです。

しかも、出資部隊は繊維からとのこと。
現社長は情報系の社長でありIR情報からもわかるように、
次世代ビジネスを目指す伊藤忠としては
IT系の部隊から出資するのが筋のようにも見えますが。

ただクラウドファンディングは面白い分野と思うので、
出資比率、出資額は書いていないので、
どれくらいの規模かはわかりませんが、今後に期待。

株式会社B4Fとの資本・業務提携契約の締結について

https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2019/190412.html

こちらも繊維の案件の様。
やはり経営計画のメッセージにもあるように、
明らかに情報系に舵を切っているようです。
B4Fはオンラインのブティック「ミレポルテ(MILLEPORTE)」を運営している会社とのこと。
まぁそりゃECを攻略しないとさすがに厳しい世の中。

FY2018の繊維セグメントの利益は300億円。
全体の利益は5,000億円なので、全体の6%。

薄利多売なビジネス形態であることは想像に難くないですが、、、
なかなか渋いですね。

乗合システム提供のVia Mobility Japan社への戦略的事業投資について

https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2019/190415.html

このリリースを見る限り、
Via社の米国法人及び
Via社のサービスを日本で提供する法人への投資を実行したようです。

今、LiftやUber等のライドシェア会社のIPOが叫ばれる中での投資の実行。
金額は公表していないですが、高値つかみしていないといいですね

Via社の強みは乗り合いにある模様。

インドだと乗り合いって普通にありますが
さすがにそれよりも効率的な配車がなされるのでしょう笑

たしかに1回1顧客の配車よりも、
1回2顧客の配車方が効率的に利益を生みだせる気がします。
Via社はすでに世界60社でのサービス提供の実績がある模様。
日本の規制で雁字搦めな交通システムにどう切り込んでいくか見ものです。

昆虫テクノロジー企業「ムスカ」との戦略的パートナーシップについて

https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2019/190423.html

これもまたキャッチーなプレスリリースですよね笑

昆虫テクノロジー企業。
僕も昆虫テクノロジー社員と言われてい見たい。

この企業は供給の限界が迎えると言われている魚粉飼料市場において、
旧ソ連の宇宙開発関連技術を研究起源とする
イエバエを活用したソリューションを提供するようです。

どうなんでしょう?
この企業への投資は利益を目的としたものなのか、
環境に配慮したものなのか?
ただ株主への立場として環境に配慮した投資、
というのは市場に受け入れられやすい、
という打算もあると思います。

また、伊藤忠商事は中期経営計画「Brand-new Deal 2020 いざ、次世代商人へ」の中で「技術革新による商いの次世代化」や「低炭素社会への寄与」を掲げており、本取組はこれらに合致するものです。サステナビリティ推進の観点からも非常に有意義な取組であると考えており、この事業活動を通じて、循環型社会の構築に積極的に取り組んで参ります。

こうあるようにこれは、
利益重視の投資ではないのでしょうね。

でも、目指せ第二のユーグレナ、
と言ったところでしょうか?

[amazon asin="B00UA682GI" kw="不毛地帯(一~五) 合本版"]

経理財務・人事総務・法務の求人・転職なら|管理部門特化型エージェントNo.1【MS-Japan】

住商と丸紅は次の記事で!

思ったより長くなってしまったので、
住友商事と丸紅の記事は次の記事に。
これMonthlyだと量的に結構きびしいなぁ笑
多分biweeklyくらいがいいんだろうな。
次回は調整しまーす。

-投資・資産運用, 総合商社関連