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カミーノ巡礼 - イギリス人の道 - に行ってきました。

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カミーノ巡礼とは

カミーノ巡礼とは、バチカン・エルサレムに並ぶキリスト教の聖地である、スペインの西部サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼のことを指します。日本人にとっては四国八十八か所の霊場をめぐるお遍路になじみがあると思いますが、それのキリスト教版です。
移動手段は徒歩に限らず、自転車でも構いません。これもお遍路と同じですね。

サンチャゴ・デ・コンポステーラに続くルートはいくつかあります。下記が代表的な道です。

・フランス人の道 (一番人気!)
・ポルトガル人の道
・銀の道
・北の道
・イギリス人の道(今回通った道)
etc

巡礼を行うと巡礼の証明書がもらえます!
巡礼には信仰心が大事であり、証明書は邪道だなんて思う方もいるかもしれませんが、自分自身はキリスト教徒ではないですし、証明書が欲しいと思ってしまう気持ちは抑えきれません。

なお、証明書をもらうには条件があります。
徒歩の場合は100km以上、自転車の場合は200km以上を進む必要があります。
イギリス人の道は全長118kmなのですが、端から端まで歩いて証明書を取得できる最も短いルートになります!

イギリス人の道

概要

イギリス人の道は二つのルートがあり、一つはスペイン北部のフェロル(Ferrol)という港町からスタートする道、もう一つはアコルーニャ(A Coruña)という町からスタートする道。どちらの町から始めても途中ブルマ(Bruma)という町で合流するのですが、フェロルからスタートする道は全長で100kmを超えるものの、アコルーニャからスタートする道は80km程度しかない為、巡礼証明書をもらいたい方はフェロルから始める必要があります。(尚、自転車で巡礼を行う場合はフェロルからスタートしても巡礼証明書はゲットできません。)

ロンドンからフェロルまたはアコルーニャに行く場合、ロンドンからサンチャゴデコンポステーラまで直通便があり、そこからアコルーニャまでは1.5h程度、そこからフェロルまではさらに電車で0.5h程度。電車で数時間で移動した距離を徒歩で数日掛けて歩くと考えると泣けてくるものがあります。

ハートはフェロル始まるイギリス人の道、Pinはア・コルーニャを指しています。

行程

大体一日20km-30km程度あるくイメージで旅程を組みます。
自分の場合はフェロル(Ferrol)→ポンテデウメ(Ponte de Ume) → ベタンソス(Betanzos)→ ブルマ (Burma) → シグエイロ(Sigüeiro) → サンチャゴ・デ・コンポステーラの計5日間で行きました。
ちなみにこの旅程は下記のサイトの丸パクリです。ネットは便利ですな。

https://camino-de-santiago.jp/junreiroot/ingres

なお、イギリス人の道はスペインの北西部のガリシア地方を北から南に縦断するルートですが、道中であった巡礼者の98%現地人、みな陽気ではあるものの英語を喋れる様子は全くありません。途中立ち寄った町もスペインの古街感がとても強く残っていて歩くだけで非常に楽しかったのですが、外国人(アジア人?)への好奇のまなざしを向けられている感覚はビンビン伝わってきました。

宿

道中の気になるお宿ですが、幸いなことに巡礼道にはいたるところにアルベルゲ(Albergue)と呼ばれる公営の安宿が用意されています。
公営のアルベルゲは予約ができないので、ベッドが埋まる前にアルベルゲに到着し、寝床を確保する必要があります。ハイシーズンは結構な確率で埋まると思うので満室の場合は、私営のホステル等に泊まる必要があります。

このアルベルゲの特徴は何といってもその安さ。大体5€~8€!めちゃめちゃやすい!
洗濯設備を持つアルベルゲも多く、ホスピタリティにあふれてます。
ただ、公営アルベルゲには布団がないところも多いので、公営アルベルゲを泊まり渡ることを想定している場合は寝袋等の寝具が必須です。

装備

装備は非常に軽くしていきました。一般的には長期の徒歩旅行をする場合、体重の1/10程度にしておかないと膝に大きな負担がかかると言われているそうです。下記は持ち物リストです。

・長袖Tシャツ(運動用×2、町用 ×1)
・半ズボン(運動用×2、町用×1)
・ゴアテックスレインウェア(上下)
・パンツ
・帽子
・靴下(登山用×3、町用×1)
・ハイキング用靴(ビブラムソール)
・ビーチサンダル
・寝袋
・サングラス
・日焼け止め
・バックパックレインカバー

上記のうち、持って行って良かったものは、登山用靴下ビーチサンダルです。
登山用靴下は靴擦れ防止に役立ちます。道中、唯一いたアメリカ人は、靴擦れの為、途中の町で離脱していきました。足のケアめちゃめちゃ大事。ビーチサンダルはアルベルゲに到着後くつろぐ際にめちゃめちゃ重宝します。
雨が降らなかったので出番はなしでしたが、レインカバーは必須アイテム。
あと、持っていかなくて後悔したのが耳栓です。アルベルゲは安い代わりに共同宿泊なので、周りの音が気になる場合、耳栓の使用をおすすめします。

なお、靴についてはちょっとよさげな靴を履いていきましたが、ランニングシューズみたいな靴で歩いている方も結構いました。靴擦れがおきなければOKだと思います。

リュックはもう少しいいやつにすればよかったかなー、とは思いましたが、普通に通勤に使っていたノースフェイスのバッグで行きました。

長くなってしまったので、巡礼中の写真は次の記事に。

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